第17章 今年も夏休みは終わらないっ!〜今年も大集合!1日目編〜
その後はスーパー二軒をはしご。
わいわい騒がしく買い物をしていたら時間がなくなり、予定していた海辺の公園は明日へと変更。
いく気満々だったリエーフと木兎はあからさまに落ち込んでいたが、帰ってすぐにバーベキューだと伝えたら落ち込んでいた気持ちは吹き飛んだらしい。
すぐに「バーベキュー!」と顔を綻ばせていた。
帰宅後、バーベキューコンロを用意する組と食材の下拵えをするメンバーに分かれることになったのだが…
「俺はバーベキューセット借りなきゃだからそっち。
食材の方は美優いなきゃ成り立たねーだろ。」
『そうだね。私莉奈ちゃん借りていい?』
「ああ。莉奈、美優に色々教わってこいよ。」
「うっ…頑張ります…」
「俺コンロやるわ!あかーし!手伝って!」
「俺調理…わかりました…」
「俺美優さんの手伝いするー!」
「下拵えの方が人数いるだろうし…僕も美優さんの手伝いで。」
ってことで、コンロはクロ、木兎、赤葦。
下拵えは私、莉奈ちゃん、リエーフ、蛍に決まった。
「じゃあそれぞれに分かれて開始な。」
そう言ってコンロ係の3人は外へと向かって行った。
『じゃあ、こっちも始めますか。』
そう言って私達はバーベキューの材料を冷蔵庫から取り出した。