第17章 今年も夏休みは終わらないっ!〜今年も大集合!1日目編〜
食事を終えたところで、お店の方に安く食材の手に入るお店を聞くと数件のスーパーを教えてもらった。
いずれも帰り際に寄るのが良さそうなので、先に熱海駅前の散策かな?なんて相談をしつつ車に乗り込んだ。
そのまま数分車に揺られれば、駅前へと到着した。
駅前のパーキングに停めてみんなで歩けば、駅前の商店街が見えてくる。
「今が3時過ぎだから…4時にここ集合な。」
そう言ったクロが指さしたのは駅前のSLのモニュメント。
OKサインを出すと私達は数組に分かれバラバラに散っていった。
私はというと、リエーフと蛍と3人。
とりあえず平和通り商店街へ向かう。
アイスが食べたいと駄々をこねるリエーフを引っ張り、少し先へ進むと練り物屋さんが目に入った。
さっき食べたばかりでお腹いっぱいなので、名物らしいじゃがバタ天とイカ天を人数分購入。
そんな私の隣でリエーフは桜エビをすり身に練り込んだ団子のような形の揚げ物を購入。
ちなみにリエーフ、先ほどのお店で普通量より多めの定食と、私の白米1/3、私→蛍と経由しても食べきれなかったお刺身をぺろりと平らげた。
のに、まだ食べる。
よく食べるね…
なんて思っていたんだけど、そうも言ってられない事案が発生。
美味しそうな温泉まんじゅう屋さんがいたるところに…
ぐるぐる見て回るけれどなかなかに決められなくて…
クロに電話して帰りに駅前に寄ってもらうことにして、今日は各店舗からスタンダードな味を1つずつ購入。
あとは干物に漬けの魚など日持ちのするものを購入。
これは自宅用に。
商店街を一周し、駅前に戻ってきた私達。
まだまだ時間があるからと駅前にあるお土産屋さんを覗く。
地域限定のお菓子やキーチェーン、食材などが並ぶ中、気になったのは様々な調味料。
ドレッシングは様々な味があって美味しそう。
買って帰ろうかな。
悩んでいると店内に赤葦と木兎が入ってきたのが見えて声をかけようとした。
その時、誰かが私の腕を引いた。