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あいつはねこまのわんこ系少年 そのにっ【HQ】

第16章 今年も夏休みはおわらないっ! 〜今年も大集合!1日目移動編〜





家の鍵を開け扉を開けば、いたのはクロと莉奈ちゃん。
どうせ荷物を取りに来るんだったら朝食でもどう?と誘ってたの。

「よう。」

「おはようございます。」

『おはよう。ご飯出来てるからリビングに行ってて?』

「俺は先に荷物積んでからにするわ。リエーフは?」

そう、クロに聞かれ私は目線を宙に彷徨わせた。

「…あいつまだ起きてねえのか…」

『……起こしてくる。』

リエーフを起こしに部屋に向かってを歩き出した時、私の部屋の扉が開いた。

「ちゃんと起きてますよ…」

パジャマ代わりのタンクトップとスエット。
乱れた髪の毛。
薄く開かれた瞳。
のそりのそりと歩く姿。

完全に寝起きだね。

「美優さん起こしてくれるって言ったじゃないですか…」

そう言いながらリエーフは私の背中にのしかかる。

『起こそうとした時に2人が来たんだからしょうがないじゃない。』

ぐだりと私の肩に頭を乗せているリエーフの頭をなでれば、ぎゅううっと私の体を抱きしめた。

「今日からみんな一緒だからもう少しいちゃいちゃしたかった…」

『起きれなかったリエーフが悪い。あ、リエーフの事気にしなくていいからリビングに行ってて。
コーヒーとココアどっち飲む?』

「俺コーヒー。」

「私、ココアでお願いします。」

『了解。リエーフは?』

「カフェオレ…」

『だったら牛乳買ってきて。リエーフの分だけだから200ミリの奴ね?』

「うう…面倒…」

『だったらココアね?じゃあどうぞー。』

2人を中へ促し、私はリエーフを背負いながら(私が歩いたらリエーフもぺたぺた歩くからたいして重たくはない。)キッチンへと足を進めた。

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