第15章 【番外編】それぞれのデート 獅子編
下着のホックを外した手が下へと降り、ショートパンツと下着の間へと入る。
と、リエーフは何かに気づいたようで唇を離した。
「美優さん…?」
リエーフは私の名前を呼ぶとおもむろにTシャツをがばりと捲り上げる。
『な、何っ⁈』
「やっぱり…下着、新しいやつ。」
そのままTシャツは脱がされ、ベッドの縁に座っていた体はそのまま押し倒された。
「腰、あげてください。」
言われるがまま腰を上げればするりと脱がされるショートパンツ。
「美優さん可愛い。」
下着姿の私を見たリエーフはにまり、と笑うと私の頬にちうっと口付けた。
ミルクのような白にふわふわのシフォン素材。
胸の下と谷間、そしてショーツにふんだんにあしらわれたフリル。
そして、谷間とショーツのサイドの淡いブルーのリボンが可愛いこの下着。
本日のお買い物で購入したものだ。
なかなかお店にサイズがないので、下着はもっぱらネット購入なんだけど、珍しくサイズがあり、そして可愛かったので、試着、購入となった。
「美優さん、これ、脱がせなくていいですか?」
『…え?』
脱がせない…ってどういうこと?
疑問に思っていればリエーフはホックの外れた下着をぐいと上にあげ、そのまま左右の胸を中央に寄せた。
「美優さん可愛いからこのままえっち…していいですか?」
中央に寄せてできた谷間にちゅっちゅっと音を立ててキスをするリエーフ。
『え、あの…リエーフ?』
リエーフは寄せた胸に主張する突起を両方同時に口に含んだ。
『あ…リエーフ…』
淡い快感が身体を駆け抜け、ふるりと身体を震わせるとリエーフは突起を口に含んだままくすりと笑った。
吸ったり甘く噛んだりしているリエーフ。
そんなリエーフを見ていたら可愛くて、そっと髪の毛を撫でると突起から唇を外し、ぽふりと胸に顔を埋めた。