第15章 【番外編】それぞれのデート 獅子編
「美優さんのおっぱい柔らか…」
谷間に埋もれたリエーフは横から胸を寄せるようにぱふりぱふりと遊んでいる。
『リエーフくすぐったい…』
リエーフの髪の毛を撫でながらくすりと笑うと、リエーフは私の方をみて柔らかな笑みを浮かべた。
「旅行、楽しみっすね。」
『うん。楽しみ。』
考えてみればリエーフとの旅行なんて初めて。
みんなもいるけれど、それでもリエーフとの思い出がたくさん作れたらいいな。
そう思った。
「美優さん。ぎゅってしていい?」
『聞かなくてもするくせに。』
そう笑えば、リエーフは私の脇の下に手を伸ばしぐいと身体を起こすとそのままリエーフにぎゅっと抱きしめられる。
「美優さん好きです。大好きです。」
『私も、すき。』
「美優さんの水着姿楽しみです。」
『えっち。』
「後で水着みたいです。」
『着る時まで内緒。』
「じゃあ服は?」
『それだったら…ねえ、リエーフ?』
「なんすか?」
『お尻、そんなに撫でないで…』
リエーフさん、話をしながらずーっと私のお尻を下着の上から揉んだり撫でたり。
正直恥ずかしい。
でも、リエーフは手を止めない。
「恥ずかしがる美優さん、可愛いです。」
さっきまで可愛く笑っていたのに、いつのまにかリエーフは雄の顔して笑ってる。
「他の人には見せない顔、いっぱい見せて。」
そう言ってリエーフはするりと指を下着の中に滑り込ませたんだ。