第12章 獅子、ご立腹。
side灰羽
『りえーふきもち?』
俺の上で腰を振る美優さん。
俺ので奥を突きながら何度も何度も達してる。
いつもは切なそうに俺を見つめる顔は熱っぽい瞳で俺を見つめ、にやり、笑う。
ふるり。
体を震わせ、甲高く喘ぐ美優さん。
イったな…
苦しい締め付けに持っていかれそうになるけれどギリギリで我慢。
まだまだイきたりなそうな美優さんの腰を持ち、、静止させれば美優さんは待てを強要された犬のように切なそうにじっと俺を見る。
『りえーふ…?』
「っ…もうっ!」
美優さんの身体を持ち上げベッドに押し倒す。
そのまま腰を高く持ち上げると俺は、上から突き刺すように美優さんに肉棒を突き刺した。
『ああんっ!』
「ずるいって美優さんっ!
俺怒ってんのっ!他のヤツに簡単にハグとかキスさせちゃう美優さんにイラついてんの!」
膝の裏をベッドに押し付けるようにしてがんがん突く。
これだけ激しく奥を犯しているのに、美優さんは嬉しそうに喘いでいる。
「俺以外について行くのやめてっ!
俺のことだけ見てっ‼︎
ずっと俺のものでいてっ!」
ぼろぼろと零れ落ちる本音。
嫉妬と欲で塗れた俺の本音。
『リエーフ。』
つぶやかれた名前。
ふと、美優さんを見れば俺を見つめていて…
『好きよ。』
そう、ぽつりと美優さんは言った。