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禁断の恋

第1章 一目惚れ


「首が痛い…咲め!普通、双子の兄の首を絞めるか?
殺されるとこだったぁ」

首元を押さえながら街路樹を歩きながらボソッと呟く
にしてもあの子、本当に理想のタイプだったなぁ
今までたくさん人を見てきたけどあの子以上に好みの人はいないな、うん
でも憂鬱だなぁ。これから詩杏に会わなければいけないなと考えるとついてないなぁ
ポケットに入ってる携帯を開くと詩杏の文字が並んでいる
思わずため息をつきながらも電話をかける

「詩杏?そろそろ着くから待ってろ」

用件だけを伝え終わると電話を切る
詩杏と夜の営みをするのは3ヶ月ぶりだ
今まで仕事、仕事と言い訳をしてたけどもうダメみたいだな
そんなことを考えているうちに詩杏の家に着きインターホンを鳴らす

「朱雀、逢いたかった
ずっと触れて欲しくて、ガマンしたけどやっぱりダメ
朱雀じゃないとダメなの」

オレに抱きつきながら上目遣いで見てくる詩杏は他の男から見たら誰もが可愛いと思うだろうけどオレの頭の中ではあの子でいっぱいだった
あの子に触れたい、愛したい、大事にしたい
たった数分しか会ってないけどオレの心を鷲掴みにしたんだ
数分もしないうちに一目惚れした相手のことを考えるだけで心が温かくなる
あの子のことを想っていると詩杏が眉間にシワを寄せている

「別の子のこと考えてたでしょ?
嫌だよ、朱雀はあたしのものだもん
誰にも渡さないんだから」

詩杏に唇を奪われるも考えてしまうのはあの子のことばかり
今頃何してるんだろう?今すぐにでも逢いたい、抱きしめたい
ふと考えてると下半身に違和感と詩杏が半裸になっているのに気づく
ちょっと待て、本当にする気なのか?
腕を掴まれベッドに押し倒される

「詩杏?落ち着け…あっ」

詩杏にオレの大事なとこを舐められ感じてしまう
久々にした割には感じてしまうオレは相当エロいのかもしれない
なんでオレは詩杏と結婚してしまったんだろう
しなければオレは運命の人に早く出会えてたかもしれない
薬指に付けてる指輪が奥まではめられてるから抜こうにも抜けない
抜いたら詩杏に何されるかわからない
前に抜いた時は相手の勤めてる会社をクビにしたからなぁ
時々詩杏が怖くなる
オレはこの運命から逃げれないのか
詩杏にされるがままになってると着信音が流れる


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