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ハイキュー!!〈短編・中編〉3

第1章 *.浮気の本能〈二口堅治〉


二口「さん。お疲れ様です。(笑)」

まるで、わかっていたかのようにひょっこり現れる彼は、

伊達工業高校 バレー部主将。

二口堅治。

今は、宮城県立大でバレーをしてるんだって。


「おつかれー。」

二口「さんが近くに居てよかったー!マジ助かりました!」



そう、土砂降りなう。


大学生には痛い雨だ。


「もー。ほら、タオル!風邪引く!」

私も彼に甘い......。

二口「あざっす!」

まったく....。

「駅でいい?」

車を出して駅へ向かう。

二口「あ、いや。今日....さんち泊まっていいッスか?」


「.....えっ?」

なにを言ってるんだこの子は.....!

二口「今日、親いないんすよねー。舞にはイトコの家に泊まるっつってますから。」



イトコ?


だれ?





私??






って、ばかやろう。


「何言ってんの、ばかなの?(笑)」


高校時代好きだったから、彼に甘いとはいえ。


流石にそれは不味いのでは?


二口「あ、大丈夫。変なことはしないから。(笑)」


クスクスと笑う彼。


「当たり前!!!!」

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