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ハイキュー!!〈短編・中編〉3

第1章 *.浮気の本能〈二口堅治〉


人はいつだってうそつきだ。

side

伊達工業高校を卒業してから、地元(宮城)の大手企業に就職した。

高校の頃は、成績良し。
部活はバスケ部。県2位。
ボランティア活動もしたし。
無遅刻無欠席。

安定のイイコ。でした。


大手企業だから、高卒にしては高収入だし。

休みもある。

人間関係良好。問題なし。

これから先、私の人生バラ色か?






って、


ないない。


一歩出て周りを見れば、学生だらけ。

私が知らない遊びに満ちた世界だ。


入社して早2年目か。


まだ19歳。


1日でも高校時代を忘れたことはない。


そんなことを考えていると、彼からのLINE

二口【さん、今日お願いしますね?笑笑】

はぁ...

そんな。


私がまさか。



ひとつ下の彼に手を焼くとは。


【はいはい。】

二口【なんでそんな嫌そうなんっすか?笑笑】

二口【内心うれしいくせに。笑】


.....。


なんて生意気な後輩だ。


幼馴染の彼女がいておいてコレだ。

彼女の名前は、たしか...

滑津舞ちゃん?だったかな。

同じ学校だったけど、学年も学科もちがったから、あまり話したことは無い。

”可愛くて、細い子”

そんなイメージだったかな。


彼との待ち合わせ場所について連絡する。

【着きましたよ?】
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