• テキストサイズ

ハイキュー!!〈短編・中編〉3

第2章 *.イケメン彼女〈及川徹〉


松川「あ、。そーいや、英語の点数難点だった?」ニヤニヤ


「んー。キュウジュウニ(92)...。」


松川「ヤッタネ。俺の勝ちね?俺、98~。」


「ハイハイ...。」


主将「ランニングー!」


「あ、行かなきゃ。じゃ。」


花巻「えー、と何賭けたの?」

松川「ナイショ。(笑)」



まさか、英語で松川に負けるとは。
男子が本気をだすとこうなるのか。


松川(うえーい。(笑))


主将「シャトルラン!」



「はーい。」



シャトルランの、あの音楽は嫌い。

横からくる部員のプレッシャーも。


間に合わなければ脱落。


たった20メートル。

たかが20メートル。

されど20メートル。





嫌いじゃない。





毎回、間に合わなかった瞬間に思う。


なぜ、たったこれだけの距離を走れないのだろう。
たった20メートルも走れないようならば、きっとなにをしてもやりきれない。


「はぁ、、はぁ、、」



花巻「うわー、バスケ部あいかわらずだね~。」


松川「すげぇ。(笑)」


もう、何回目かなんて放送を聴いている余裕はない。
わかっているのは、残っているのが自分と主将の2人ってこと。


松川「もう110回目。」


及川「ふんっ。」



ここまでくると、自分でも毎回びっくりするほど、ムキになる。


主将が苦しそうな顔をして走れば走るほど、もう少し走ってやろうって気になる。


わたし、性格ゆがんでるナァ....。

なんて。
/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp