第2章 *.イケメン彼女〈及川徹〉
「ふぁぁ、、ん」
あ、起きた。
本を取り出したかと思いきや、
バスケの本。
どんだけバスケバカなの。
そして、ふと、視線を落とす。
自分の机の中からチラッと見える、月刊バリボー.....。
人のこと言えないジャン!
岩ちゃんに言われた”バレーバカ ”が心に刺さる。(苦笑)
そりゃ、好きだけどサァ。
あーだ、こーだと、悩んでいるうちに、高校生にとって貴重な朝読書も終わり、さらにはHRまで終わっていた。
「及川、どんだけバレーすきなの。」
及川「えっ?」
「それ、朝読書からずっと眺めてる。」
及川「え?あ、いや!マッテ!たまたまダカラッ!」
「あ、そう。」
クスクスっと笑って教科書を引っ張り出す。
及川「だって、バスケバカなくせいに。」ムスッ
「そうかな?」
及川「そーだよっ!」
号令とともに着席する。
先生「はいはーい。教科書開けー。137ページなー。開いたかー?」
数学の教科書を開いてっ授業を聞く。
ふと横を見ると真面目に受けてる。
横顔はきれい。
すっごい美人だと思う。
....よ、横顔は!!!
誰も、褒めてナイっ!
先生「ー。ここ解けるかー。」
「はい。」
席を立つ。
黒板に書くチョークの音。
って意外と細...。
腕にアザ作ってるし。
夏は女子の肌がまぶしい。
問題を解き終わってもどってくる。
「ん?」
ふと、目が合って。