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ハイキュー!!〈短編・中編〉3

第1章 *.浮気の本能〈二口堅治〉


しかたない。


電気を消して...


さんが起きないようにそっと、手を回す。

この状態で起きられたらヤバイっていうのと、

なんか、やっちゃイケナイことしてるみたいで、

正直心臓がヤバイ。


さんの寝息も可愛すぎるし。



さんは、もともと、鎌先さんの...


そう考えるだけで、余計に興奮してしまって止まらない。


年上は余裕をひけらかして、弄ぶようなやつばっかで
正直好みじゃない。

けど、さんは先輩なのに年上に見えないっていうか。俺が主導権握ってるっていうか...。


素直で、可愛くて。子供みたい。

守ってあげたいって思う。





なんだ。



俺、すっげー悪い子じゃん。




舞がいるのにさんのこと好き。


ごめん。舞。



二口「...。」ちゅっ。


「...んぅ」


二口「さん...。すき。」


「んー、、ぅ、ん..?」


眠そうに目を開けるさん。


二口「起こしちゃいました...?」


「ふたくち、く、」

さんが言い終わる前に口をふさぐ。


二口「すみません。俺。」

「んっ、、二口くん、、」


二口「はい。」


「すき、だいすき..」


二口「....。」





さん。





それは、反則っスよ。
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