第1章 *.浮気の本能〈二口堅治〉
首元で、寝息が聞こえる...。
お、おもいし、、
ぶ、ブラのホック...
っ~~~~!!
本当に寝ぼけてただけか....。
二口「ん~、おいしそ...」
なんの夢みてるのよ...。
この、脳内お花畑め...。
がぶっ、
「っ!ふぁっ、、ぁ、、」
あまがみじゃなくて、痛いやつ...。
もう!!!
あした、絶対怒るっ!!!!!
涙目になりながら、二口くんをどかそうとするけど。
全然うごかないしっ、、。
もうっ!!!
彼女いるくせに!
ばか~~っ。
寝ぼけながらでも、私の名前呼ぶところとか。
スキとか。
ずるい。
私ばっかり、好きになる...。
....。
スキになっちゃえばいいのに。
一人で悶々してるうちに、疲れてねちゃってた。
二口くん、重いけど。
なんか、あったかいし。
むかつく...。
好き...。
ばか。