第1章 *.浮気の本能〈二口堅治〉
2年ぶりのキスが浮気のキスになるなんて...。
これ、二口くんは記憶が無いわけで。
うん?!
事故だよね?!
うん、うん。
浮気ではないハズ。
わ、私が黙ってれば問題ないし?!
って!!
私、なに焦ってんの?!
って!
まてぃっ!!
私ばっかり、悶々しちゃってるじゃんっ。
そうおもうと、ちょっとムカつくんだけど?!
わたわたしているうちに....
二口「さん...?」
「え、あ、ハイっ。?!」
二口「おれ、寂しい。」
「え、っと?!」
二口「さんがいい。さん。....さん。好き。」
「っちょ、あ、まっ、、」
高校の頃からのクセで、寝るときはいつも部活着だ。
Tシャツの下からスルリと手がはいりこむ。
お風呂上りで温まった身体には、ちょっと、冷たい。
横向きだったのに、いつのまにか、二口くんが私の上にいて。
正直もう、頭がついていかないといいますか...。
二口「さん、あったか、ん、っ、」
首に顔をうずめてくる。
くすぐったいのと、ぞわぞわで力がぬける。
簡単にブラのホックをはずされるし。
動けないし。
二口「.....。スゥ、、。すぅ、っ、んー、、」
えっ、、
ま、まさか?
ねた...?!?!