【おそ松さん】もう二度と恋しないなんて言わないで【過去編】
第1章 とある山の一角にて
「昼間、裏で寝てのぅ。
つい先ほど、こやつの足音で目が覚めたとこじゃ。」
「ねぇさま!
昼間は妖力が落ちるのです!
あれほど昼間はお家で休まれるようにと
「ほう、わらわがよそ者にでも喰われると・・・?」
枯葉が宙を舞い、ピタ、っと静止する。
「いえ、出過ぎたことを申しました
申し訳ございません。」
またやってしまった。
怯えさせたいわけではないんだが。
どうも短気なのは生まれつきで治らないらしい。
「いや、わらわも言い過ぎた。
心配をかけたようじゃ、悪かったの。
中へ入るとしよう。
秋とは言えど外は冷える。」
「あねさまぁ!
こいつ、気絶しちゃって・・・
おもーい!」
咲夜が男をドサッと下におろした。
そうか、人間には妖気か強すぎたか・・・。
あてられたな。
「紅夜、運んでおやり。」