【おそ松さん】もう二度と恋しないなんて言わないで【過去編】
第4章 愛なんて知らなくて
とりあえず2人とも落ち着け、と紅夜になだめられ
落ち着いたところで、祭りから少し離れる。
「はぁ、人酔いするとこだった」
そっか、紅夜は人間嫌いだった。
「ごめん、考えこんじゃって」
それで、と先をう促されて
先ほどノギから聞いた話をそのまま伝える。
「え、まって、それって・・・」
聞いている間に、紅夜の顔色が悪くなっていく。
きっと、考えてることは同じだろう。
「祭りがいけなかった・・・?」
「でもあねさま、ここ100年はそんなことなかったじゃない」
「とりあえず、何かしら原因があるはずだよ
ノギ、彼岸様が居なくなる前、何か話したりした??」
そこまで話して、ノギの方を振り返る。
何も知らないノギは話についてこられてないようで
「あ、えっと・・・?」
と、ポカンとした顔で視線を合わせた。