【おそ松さん】もう二度と恋しないなんて言わないで【過去編】
第2章 お屋敷での共同生活
【ノギ】
大丈夫、ありがとう。
そう言ってほほ笑んだ頃にはすっかり元の彼岸様だった。
『具合でもお悪いのかと・・・』
・・・嘘だ。
確かにうなされてはいたが
あれは具合の悪いうなされ方じゃない。
・・・だって。
だって泣いてた。
どんな夢を見ていたのだろう。
この人はどんな過去を抱えて生きているのだろう。
知りたい。
もっとたくさんのことを。
この人のことを。
主だから?恩人だから?それとも?
そんなのは全て知った後だって遅くはない。
この人が大切で、この人の傍にいたい
今はそれで十分だ。