第1章 出会い
「これから、どーすんの?住む家とか決めてるわけ?」
「あ、そーなんですよ…私、歌舞伎町に勢いで来たはいいんですけど…住むとことか全然考えてなくて……まぁ、なんとかなるかなぁ?なんて」
「そーだよなぁ。今から探しに行くか?」
「行かないとまずいですよね…でもまず貯金もなくて…」
「あー貯金もないのかー…ってえええええええ?!」
小春の言葉に銀時は驚く。
「じゃあ、貯金もないのにどこか家借りようとしてたわけなの?!」
「どーにかなるかな…なんて」
「小春ちゃん、それはどーにもならないよォ?!」
「え、ならないの?!」
2人でわちゃわちゃ騒いでいると、
「ただいま、戻りましたー」
「戻ったアルヨー」
神楽と新八が帰ってきた。
「おい!天パ!なに、女連れ込んでるアルカァァァ」
神楽は、銀時にライダーキックをおみまいする。
「ち、ちげぇよ神楽!客だ!」
「なんだ、客アルカ」
「にしても、、か、可愛すぎませんか//」
新八は顔を赤らめメガネをクイッと治す。
「おい、新八くん?!なーに、照れてんのォ?!」
「あ、あの…お邪魔してます…」
2人にお辞儀をすると、
2人はほんのりと顔を赤くする。
「それで、今日はどうしたアルカ?」
「あ、実は銀ちゃんに助けてもらって…そのついでに家の相談を」
「銀ちゃん?!ちょっと、銀さん!依頼者になんで銀ちゃんなんて呼ばせてるんですか!」
「ちげえーよ!いろいろあったんだよォ!なに、ヤキモチやいてんの?新八くん」
「なら、うちに住むヨロシ!うちには、むっさーい天パ野郎がいるけど全然OKアルヨ!」
「いやいや、悪いですよ!公園にでも、今日は泊まるから大丈夫です」
いやいやいや!と、小春は拒否をする。
「いや、それはやめた方がいい!公園には、マダオがいる!危ないよ!小春ちゃん!!」
銀時も、拒否をする。
「ほら、銀ちゃんもそういってことだし家に住めヨ!」
神楽は、なんだかどーしても小春が家にいて欲しいと思っていた。
一緒に住みたいって、直感で思っていた。