第2章 準備
「ホコリっぽいと思うから、明日以降じゃないと」
「洗わなきゃいけねーのかァ、まぁ買うよりいいか…それ、くれ」
「わかったよ、明日にでも取りにおいで」
「すいません…ありがとうございます」
「ちょっくら、小便いってくらぁ」
ふらーっと、トイレに行ってしまった銀時。
「小春。もし、なんかあったらいつでもおいで。話でもなんでも聞くよ」
「ありがとうございます」
「それと、アイツらいつもバカばっかりやってるけど、あー見えて仲間思いで頼りになるから信頼してやってな」
「はいっ」
「ところで、銀時との出会いはどんなもんだったんだい?」
「あ。それは」
小春は、絡まれたこと助けてもらったことすべて話した。
「へぇ?銀時がねぇ」
「そ、それであの…実は」
小春は、銀時に助けてもらった時から思ってることがあった。
「……私、好きになっちゃったみたいなんですよ//」
ぼふっと、真っ赤になった顔。
そう、小春は銀時に一目惚れしてしまっていた。
「あんたもまたダメなヤツ好きになったもんだねェ」
アハハと、笑うお登勢さん。
「助けてもらった時、とてもかっこよくて//」
顔を真っ赤にしながら、銀時のことを話す小春。
そこに、厠から銀時が帰ってきた。