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十四郎の恋愛白書 1
第21章 No.21
「ゆきちゃん、幸せにしてやれよ」
「言われるまでもねぇ」
当然、と不敵に笑って答えてから、現場検証を手伝うべく歩き出す。
背後で万事屋が騒ぎ出した。
「結婚式にはぜってー呼べよ!んで、ご馳走たらふく食ってやんからなー!ぜってーだぞ!あ、新八と神楽も連れて行くから!それから定春と…、ちょ、聞いてる⁉︎」
静かに沈んでいく夕陽に、万事屋の声が高く響いていた。
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