第2章 移りにけりないたづらに
『不味い!!あと十分で出発なのに中原先輩何処にいらっしゃるの?!』
ポートマフィア内を走りまくり中原先輩を探す。すべての部屋を見て回る
あと行ってないのは
ー中原中也の部屋ー
中「………………」
立「む、無理ですよやっぱり」
梶「諦めてください」
「「タキシード」」
部下である梶井基次郎と立原道造らに声を揃えて言われてしまう
基次郎のブカブカのタキシードを着て鏡の前に立つ中原中也160cm
中「じゃあ何着ればいーんだよ!!?」
「「ドレス(小)」」
中「誰が着るか!?あと(小)つけるな!」
梶「いやしかし他に術が……」
立「そうですよ!の姉さんのことです…多分タキシードですよ」
中「んな訳あるかー!絶対ドレスに決まっt『失礼します!中原先輩遅刻してしまいます!』……マジかー」
『あ!お着替え中でしたか?でも時間が!』
立「おぉ!さっすがの姉さん!!無茶苦茶カッコイイっす!!」
梶「相も変わらず男装上手いですよね」
『あ、ありがとうございます』
感激して褒めてくれる2人と苛立ちを隠せてない中原先輩
尾「ほれほれどきなんし♪」
『尾崎先輩!!』
尾「その格好も愛いのぉ〜中也♪」
中「……な、なぜ貴方が……」
尾「ささ。着替えんとのぉ」
尾崎先輩に中原先輩の部屋から追い出された立原、梶井、私の三人。部屋の中から中原先輩の断末魔が。………………え?断末魔!?
『ご無事でしょうか…中原先輩』
立「本当にお好きなんですねの姉さん♪」
『//な、何言ってんのですか!』
梶「敬語変ですよ。見てりゃ分かりますって」
壁に持たれながらニヤニヤする部下二人
『ダメですよ!言ったらお花にしますからね?!』
慌てて二人を脅迫するが顔は熱を帯びて熱い
「「ハーイ」」
((可愛いなぁもう!本当にこの人))
背は確かに高いが整った顔立ちと真面目で優しい性格から同性からも異性からも好意を持たれている。
しかしこの事に当の本人は気がついてないのであった