第2章 移りにけりないたづらに
『中原先輩!無事ですか?』
中「……人の話を無視していくんじゃねえ……ったく」
『………………すみません』
そっぽを向いて話す中原先輩
中「今回は俺の警戒心が足りなかったからだ…………手は治るのか?」
『な、治ります!と、いうよりさっき治りました!』
怒られると思ったいたから心配されるとは思ってもおらず驚いた
中「………………そうか……じゃあ行くz……っ!」
ポスッ
『っ!中原先輩?』
中原先輩が立ち上がろうとしたらよろけてしまった……足を見るとヒールのせいで真っ赤に腫れていた
中「………………わりぃ」
『い、いえ!』
上手く立てないらしくフラフラな中原先輩………あ!しかもお酒弱いんだった!
…………………やるしか無いよね……………
『…失礼します』
中「なっ!降ろせ!」
慌てる中原先輩……それもそのはずで………………
中「異能力で宙に浮いて帰るから!」
『駄目です!怪我人は大人しくお姫様抱っこです!』
中「誰がお姫様だ!!!」
お姫様だっこをしたからだ……………絶対怒らけどこれが安全且つ速くアジトに戻れる方法なのだ
急いでいるためあと人目に付かないために暗い路地を走り抜けていく
〜ポートマフィア〜
『只今戻りました!』
立「おかえりー中原先輩との姉さん………………」
梶「…………え?」
紅「ほう♪」
芥「………………………」
一「えーっと…………」
うん!みんな驚いているようです。
中原先輩はいつの間にか寝てしまって私の腕の中で静かに寝息を立てている
「「「「いつから?」」」」
皆さんが私を見て質問します。いやいやいやそんないいものではないんですよ
『いつからもなにも私はただの部下ですよ。立原、梶井…中原先輩を頼みます。足くじいているし毒を飲んでしまっていて……応急処置はしてありますが後で薬を作って持っていきます』
立梶「「は、はい!」」
尾「は大丈夫なのかぇ?」
芥「異能力を使いすぎたな」
一「そうよ!まだ腕が少し幹じゃない!」
言われて腕を見ると少しだけ幹だっただが直ぐに治るので問題は無い
『大丈夫だよ。ありがとう。』
そう言い残して自室に戻った