第11章 内密*
「ぁ…っ…んっ」
ソファーの背もたれを抱えるような姿勢で後ろから快楽を与えられる。
突き上げられる度にソファーはガタッと動く。
その度に姿勢を崩しそうになりながらも、私は背もたれにしがみつく。
「もっと上げろ。」
そう言うとお尻をペチッと叩かれる。
腰を撓らせ胸を付けると満足したのか、再び抽出を開始する。
「やっ…腰…痛い…もう無理っ。」
後ろを窺ながら、腰を引くとその腰を引き付けられる。
「お前が誘ったんだろ?」
「楽しませろよ。」
今度は胸を掴まれ、揉みしだかれる。
先端を指先で優しく触られると背筋がゾクゾクする。
「ん?感じてる?」
クスクス笑って、今度はその手をお腹、その下へと滑らせる。
「こっちまでヌルヌルだけど?」
すでに十分に主張した芽を味わうようにゆっくりとなで回す。
与えられる快楽に私はソファーに顔を埋めて、声を我慢する。
「誰が声我慢しろって言った?」
後ろから顎を上げられると我慢していた声が漏れてしまう。
「やぁ…っ…もっ…ぅ」
「あ?まだイかせねーよ?」
そう言うと、手は離れ腰を掴む。
「達央さん…意地悪っ…しないでっ」
「誘ったお前が先にイくんじゃねーよ。」
私の腰に手を置きわざと撓らせ、スピードを早める。
その度に身体は揺れ、部屋には水音が響く。
「すげー音。」
クスクス笑って、楽しそうな吐息が漏れる。
「あぁ…良ぃ…っ」
「足閉じて。」
言うとおりにすれば、背中にキスをしてくれる。
「俺、コレ好きなんだよなー。」
「より締まるだろ?」
「最高っ」
わざと奥まで打ち付け、擦りつける。
「そこっ…もっとっ」
気持ち良すぎて、強請ってしまう。
「ココだろ?」
コクコクと頷けば、同じ箇所をグイグイと押し上げてくれる。
「そこっ…」
「すげー締まった。」
「もう…出そっ」
私は再びソファーを抱え、今後与えられるであろう快楽に備える。
「もっとっ」
チラッと後ろを振り返り、強請る。
「ははは。お望み通り…っ…してやるよっ」
ギリギリまで引き抜かれて、一気に奥までの抽出を何度か繰り返す。
「くっ…もぅ…はぁっ」
一気に最奥へ突き刺し、その奥を抉るように何度か突き上げ達央さんは私の背中にもたれ掛かった。