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逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~
第10章 虚威
「達央さんこそ、こんな時間に女性の家に上がっちゃダメじゃないですか?」
「は?」
ソファーに両手を付いてグイッと顔を近付ける日菜乃。
「あはは。引っ掛かったのは俺の方か。」
首に手を回され、跨がられる。
長い髪が俺の頬を撫でた。
「ちょっとイヤなことがあって。」
「忘れさせてもらえません?」
妖艶に微笑むと年齢以上の色気を感じる。
「何だかよく分かんねーけど。」
「楽しませてくれるなら。」
肩に手を掛け、唇を寄せた。
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