• テキストサイズ

逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第73章 夢幻


着替えを済ませ洗った髪をタオルで纏める。

化粧水に美容液に乳液。

一通りスキンケアを済ませ、ドライヤーを探す。

いつもあるはずの場所に無い物を探すのは、なかなか上手く行かない。

「あれ?」

「無いな…」

「んー。おかしいな。」

「昨日は、ここに戻したと思ったのに。」

どんなに探しても見つからない。

洗面所のドアを少し開けて、信彦さんのいるリビングに声を掛ける。

「信彦さん?ドライヤー知ってます?」

「信彦さーん?」

何度か名前を呼ぶと今度は私を呼ぶ声。

「日菜乃ちゃ-ん。こっち来て。」



/ 549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp