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逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第58章 点綴


「ヒナ!」

視線を上げ声のする方に振り返ると見慣れたあの車が止まってる。

バタンと閉まる音と共に、近づく足音。

目の前で止まると同時に抱きしめられた。

「ひでぇ顔…」

「何で裸足なんだよ……」

耳元で聞こえる声と鼓動と落ち着く匂い。

「……っ…」

声を出そうとしても思ったように出ない…

今の私は、言葉通りヒドイ顔。

それでも、抱きしめてくれる温かい感触。

「とりあえず乗れよ。な?」

背中を押されて促されるまま車内に乗り込んだ。
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