• テキストサイズ

逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第47章 冀求*


「…下さい」

「え?」

「もっと触れてください。」

目も耳も頬も真っ赤。

勇気をふり絞って言ってるに違いない。

そんなキミが愛おしくて仕方ないんだ。

潤んだ瞳でボクを見つめる瞳。

そのままボクを…ボクだけを見ててね。

「日菜乃ちゃん。そんなこと言わせてゴメンね。」

「本音を言えば、沢山触れたかった。」

「もう我慢なんてしないよ。」

「本当は頼りになる存在でいたかったけど、ボクはそんなに大人じゃないみたい。」

「もう我慢出来ない。沢山沢山触れさせて。」

そう言って、強く強く抱きしめた。

/ 549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp