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逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第42章 逕庭


「あのっ!達央さん!」

帰り際に声を掛けられた。

振り向かなくたって分かってるよ。

「ん?」

「あの…その…」

「随分ご無沙汰しちゃって。共演しててもなかなか話せなくて…」

向き直りヒナの正面に立つ。

「何緊張してんの?」

「だって…話し掛けてくれなくなったから…」

合わない視線に胸が苦しい。

「意識してそうしてる訳じゃねーよ。」

「考えすぎ。」

頭を軽く撫でて笑ってみる。

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