• テキストサイズ

逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第41章 穏和


「美味しかったですね。」

ペロリと平らげたケーキを片付け、新しく紅茶を入れ直す。

「ふー。お腹いっぱい。」

ソファーに座り、息を吐きながらお腹をさする岡本さん。

「んー。眠くなってきた…少し寝ていい?」

「どうぞ。」

「あ。襲わないでね?」

「襲わないですよ…何言ってるんですか。」

「えー。だって、日菜乃ちゃん前科一犯だし。」

「もう時効ですよ!」

「あはは。ウソウソ。冗談だよ。」

「じゃあ、お休み。」

「あ。お夕飯食べていきます?」

「うん。よろしく。」

「じゃあ、ちょっとお留守番お願いしますね。」

「買い出ししてくるので。」

ふわーっと大きく欠伸をして、クルリと私に背を向け丸くなって寝ている。

「じゃあ、行って来ます。」

チラリと眠る岡本さんを横目にリビングの扉を閉めた。


/ 549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp