第31章 密議*
何度も寄せては返す快楽に私は夢中になる。
擦れる度に訪れる快感。
その度に無意識にうねり、絡みつくナカ。
今は…この快楽に溺れていたいの……。
「あ…っ…ん…ゃっ…」
わざと秘芽に当たるように腰を動かした。
「これ好きだったな?」
肯定の意味を込めて背中に手を回す。
自らも擦りつけて、絶頂へ登り詰める。
「森本さっ」
「前に教えただろっ…名前で…っ…」
「曹さっ…イっちゃ…っ!」
「くっ…日菜乃…っ」
何度か奥へ打ちつけると同時に私達は果てる。
曹さんは、私の良いトコロ…
好きなコトを知り尽くしてる。
こんな風にカラダを重ねるのは大分久しぶりだけど。
それでも、私のカラダはこの人を覚えてる。
一瞬にして蘇る感覚。
ナカに出される懐かしい感覚に背中がゾクリと震える。
体内中に感じる温かさ。
そして、下腹部に広がる感覚を味わいながら、私は眠りに落ちた。