第31章 密議*
ベッドサイドの棚に手を伸ばし、引き出す。
「ん?」
指先には、引き出しの底の感触。
「………無い…」
「参ったな。」
首に腕を回し引き寄せる日菜乃。
「お預けはイヤ…」
潤む瞳に上がる呼吸。
「いやいや。さすがにマズいだろ。」
俺だって、ココで止めるのはキツいけど…
「大丈夫。だから…早くっ」
そう言って、俺の横腹を撫で蜜に溢れた中心をそそり立つ部分に宛がう。
「お願い…します…早く来て?」
欲しくてたまらないと、視線が訴えてくる。
「仕方ないな…」
ため息をつきながらも心は躍る。
「じゃあ、遠慮無く。」
ニッコリ笑って足を押さえ、思いっきり奥まで一気に貫いた。