第23章 密事*
一旦動きを止める達央さん。
すると、今度は支えていた腰から手を離し体重を私に掛ける。
その重みで私のカラダはベッドに沈む。
「達央さん?」
後ろを振り向こうとすると開始される抽出。
わざと体重を掛けて動くと新たな快楽が与えられている事に気付く。
「やっ…ぁっ」
「擦れて気持ち良いよな?」
達央さんが動く度にベッドに擦れる秘芽。
指で弄られるのとは違う。
私はシーツを掴み、快楽に耐える。
「ダメッ…イっちゃいますっ」
「ダメだ…っ…俺が…イクまで」
掛けられた体重が、軽くなる。
浮くカラダ。
遠ざかる絶頂。
私は自らベッドに沈み、快楽を求める。
「お前な…」
呆れたように私の腰を掴み、再び膝を立てさせる。
「そんな…」
「先になんてイかせねーよ。」
グイグイと、今度は円を描くように動き始める。
何度か抽出を繰り返し、熱くなる吐息。
私のナカで質量を増す達央さん。
痛いくらいに広げられた私のナカは達央さんにピッタリとくっつき離さない。
「搾り取られるっ…くっ」
そう言うと、今度は秘芽へと手を伸ばし私を絶頂へと導く。
「あっ…あっん…もっと…」
「はぁ…はぁ…んっ…くっ……」
達央さんが弄る手に自分でも手を伸ばし、強く擦りつける。
「ヒナ…右見てみな?」
声に従い右を見ると…
大きな姿見に映る自分と達央さん。
快楽を求めて、局部に手を伸ばす姿に目を見開く。
そして、動きを開始する達央さんのイヤラシイ姿にカラダが強ばり一気に絶頂へと駆け上る。
「ヒナっ…くっ…イったなっ」
キュウキュウと達央さんのモノを締め付け、限界へ連れて行く。
「俺も…ぅっ…んっ…くっ……」
ドクンドクンと脈打ち、最奥へと何度か打ち付けながら達央さんも絶頂を迎えた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「もう少し入れときたい。」
聞いたことの無い甘えたような声に胸が高鳴る。
「ヒナ…締めるなよ…3回は無理だから」
名残惜しそうに引き抜き、ティッシュを引き抜き後処理を済ませる。
「少し休んでから、帰れよ。」
コクッと頷き、瞼を閉じる。
少しだけ…少しだけ…。