第23章 密事*
背後から達央さんに抱き付かれる。
汗が伝うお互いの肌がくっつく。
耳元聞こえる熱い呼吸音。
「はぁ…はぁ…」
息を整え、後処理をする達央さんの後ろ姿を見つめた。
………。
私の熱は、まだ冷めないの。
時計を見れば、2時30分過ぎ。
後ろから抱き付き、耳たぶを唇で挟み舌で舐める。
「何だよ。」
素っ気ない態度。
「達央さん…シたい。」
「また今度な。」
プイッと顔を背かれ、ベッドを立ち上がろうとする。
こんなカラダじゃ眠れない。
達央さんの前に回りこみ、小さくなったモノを口に含んだ。
「お前っ」
舌で転がし、手でも愛撫を開始する。
「やめ…」
そう言いながらも、達央さんはベッドに腰掛け手を後ろに付いて目を閉じて私が与える快楽を味わい始める。
時折洩れる嬌声と共に口の中では、徐々に質量を取り戻すモノ。
口に入りきらなくなったモノを今度は舌先で舐めあげる。
「んん…っ…ヒナ…上手すぎっ」
頭を撫でられ、見つめられる。
それを合図と受け取り、私はベッドサイドに置かれた箱から小袋を取り出しゴムを着ける。
「慣れてんな?」
「うるさい。」
座る達央さんの上に乗ろうと跨がるものの、制止された。
「上に乗られるの好きじゃねーの。」
可愛く乱れる達央さんが見たかったのに…
「うつ伏せ。」
ベッドを指差され、うつ伏せになり腰を浮かせる。
再度腰を掴まれ、熱くそそり立ったモノが私のナカに入る。
「あっ…大きっ…」
先程欲を出したとは思えないほど、パンパンに膨れあがったモノが奥を目指して進む。
「早くっ…奥まで来てっ」
コツンッと当たれば、あとは与えられる快楽を待つのみ。
さっきとは違い、私の良いところを既に知っている達央さんはその箇所を責め立てる。
浅いトコロ。
深いトコロ。
何度も何度も打ち付けられながら、我慢出来ず私も腰を振る。
「気持ち良い…ですっ」
「ぁぁ…っ…ヤバいな…」