第23章 密事*
「ヒナうつ伏せ。」
言えば素直に従う。
本当に今日は、随分素直。
腰をもち、尻を上げ滴る蜜をすくい取る。
「糸引いてる。」
「だって…」
言い終える前に一気に奥まで突く。
「ひゃっ…やぁっ」
ビクンっと脈打つ内壁。
「またイクのかよ。」
クククッと喉を鳴らす。
「日菜乃ちゃんは淫乱だな~。」
そう言えば、締まるナカ。
「また気持ちよくしてやるよ。」
奥まで入ったモノをギリギリまで引きぬく。
そして、浅い部分で挿入を開始する。
「ぁっ…ん…ん」
浅い挿入に耐えられないのか腕をたてて、腰を振り始めるヒナ。
「勝手に腰振るな」
パチンと尻を叩けば、叱られたように肩を落とす。
「だって…」
チラッと俺を見上げる視線に咄嗟に視線を逸らす。
「足開け。」
足を開かせ、より深くヒナを攻める。
「あっ…達央さんっ…ぁっ」
上半身を支えていた腕の力が抜けて、頬をシーツにつけて尻だけ突き出すように俺に差し出す。
程良く引き締まったカラダ。
くびれたウエスト。
「たまんねーな。」
上半身を屈めて、腰にシルシを付ける。
「ん…?」
「何でもねーよ。お前は、俺から与えられる快楽だけに集中すれば良いんだよ。」
再び深い抽出を開始する。
部屋にはパチンパチンと互いの肌を叩く音。
そして、イヤラシイ水音が響く。
「あっん…ゃっ…」
「締めんなっ」
腰を掴みながら、何度も何度も打ちつける。
奥まで届けばグイッと擦り上げる。
気持ち良いのか締まる内壁。
何度も収縮を繰り返しながら、搾り取ろうとまとわりつく。
「ヒナっ…」
スピードを上げ、奥へ奥へと突き進む。
限界は近い…
もう少し楽しみたいんだけどな…
そう思った瞬間、俺は欲を吐き出した。