• テキストサイズ

【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】

第9章 奥様生活


洗い物が終わったら、今日は
一人暮らししてた家の片づけに行かなきゃならない。


この家には大きすぎるほどの私の部屋があるし
私専用のウォークインクローゼットだったり・・・
とにかく私が使いやすいように作られている。

ホントに…どこを見ても六つ子からの愛で溢れてる。

兄弟全員が一人の女好きになったからって・・・
馬鹿だなぁ・・・


きっと。みんな優しいやつばっかりだから。
兄弟か私か、どちらかなんて選べない。

みんな簡単に言ってるように聞こえるけど
きっといろんなことを考えたんだろう。

それぞれ悩んで、話し合って
こういう結論になったんだろう。



ホントは結婚したい。
【松野】って苗字が欲しい。
子供だってほしい。


だけど、でも。
たくさんの時間をかけてありったけの愛をくれるみんなに
これ以上の我儘は
言いたい気持ちにすらならなくなった。


「トド松ー?どこー??」


「ん、なぁに?柚葉ちゃんっ」

洗面所に消えた彼は声をかければ
トイレからヒョコっと顔をのぞかせた。


・・・いつの間に。


「マンションの片づけがあるから、私行ってくるね」


かばんに要るものを入れながら話していると


「ダメ」


先ほどと同じ体制で
今度は唇が耳に当たってしまいそうな距離で囁く。

/ 81ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp