【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第8章 夜はこれから
カラ松が覆いかぶさるように倒れ込んでくる。
荒い息が色っぽい。
狙ってんのかな。くそ。
あたしだけドキドキしてる気がしてきた。
仕返しに、と軽く頬にキスすれば
みるみる耳が真っ赤になる。
・・・あたしだけじゃなかったっぽい。
スイッチOFFの時のカラ松はウブで可愛いのに
なんでスイッチ入っただけであんなにドSになるの。
「・・・カラ松?」
「・・・」
「カラ松くーん」
「・・・なん、ッ!?」
伏せていた顔を上げたタイミングで
今度は口に軽いキスを。
4年も毎回同じ手口に引っかかり続けるカラ松は
ある意味すごいと思う。
そして必ずその後は困ったように笑う。
この顔がたまらなく愛しい。
「タバコ、吸いに行こ」
六つ子が建てたこの家には
各部屋に『喫煙所』たるものが存在する。
もちろんこの大きな寝室の一角にもある訳で。
「そうだな。」
お風呂の時にカラ松から手渡された
ふわふわのバスローブを羽織り、2人で喫煙所に行けば
そこにはおそ松とチョロ松も先に来ていた。