【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第7章 あれから四年
「んー!お腹いっぱい!」
あの後6人から泣き虫だなんだと言われながら
6人分の暖かい手に頭をわしゃわしゃされて
私はやっと泣き止んだ。
テーブルに並んだ料理は
私の好物ばかり。
それを見てまたウルっときた私に
チョロ松があきれ顔で
「はいはい、もう泣かないの、食べるよ」
と笑った。
久しぶりに7人そろってご飯食べた気がする。
最近みんな忙しそうで
誰か一人足りないのはいつものこと。
酷いときはあたしともう一人の、
二人でご飯の時もあったし。
あれ?
・・・もしかして。
「私のために時間空けてくれたの??」
「・・・そんなこと、当たり前だし、気にしなくていい」
ぶっきらぼうに答えた一松だけど
4年も一緒にいると照れ隠しだとわかってしまう。
嬉しい。
出会った日を覚えててくれたことも
私のために空けてくれた時間も。
「なぁ柚葉、プレゼントがあるんだが
受け取ってはくれないだろうか」
カラ松の声に顔を上げれば
いつの間にか6人全員が向かい側に座ってた。