【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第6章 松野家流おもてなし
彼らは私のこと、よく知ってるみたいだけど
きっとそれでも知らないことが一つある。
私はサヴァン症候群だ。
一言サヴァン症候群と言っても
計算能力
カレンダー計算
映像記憶
他にもたくさん。
いろんな症状がある。
私は映像記憶だ。
代償、と言うと大げさだけど
代わりに私は片付けが出来ない。
家になんて誰も上げられない。
俗にいうゴミ屋敷・・・。
片付けは、したい。
だけど、出来ない。
きれいな、おしゃれな部屋の画像見ながら真似しようとするけど
何をどう触っていいのかわからない。
他のことは難なくできる。
勉強なんて、サヴァン症候群のおかげで
いつでも成績トップを取ろうと思えば取れた。
だってほら、一度見たものは忘れられないし。
それが嫌で、勉強はやめたけど。
だから、残念、六つ子さん。
個性豊かな彼らは簡単に見分けがついちゃうの。
そんなことも知らず、おそ松さんは
「パーカー、みんな同じのに着替えてくるから待ってて」
と言う。