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【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】

第6章 松野家流おもてなし


「あ、えっと、それで、
トド松君の見わけがつくか、でしたっけ??」


黄色のお兄さんにお礼言わなきゃ、
と思い立ってしまい
赤色のお兄さんの質問を無視してしまっていた。

「そうそう!
トド松だけじゃねーよ!
さっきちょっと傍についてた十四松だって分かんだろ!?」


んー、まだ名前聞けて無い人が四人いるから
呼ぶこともできないけど
それでも見分けはつくけどなぁ。

「皆さんそれぞれ違いますよ??」


私がそういうと赤色のお兄さんは
既にめいっぱい開かれた目をさらに大きく開いたかと思えば
ワクワクしたような、キラキラした目で

「じゃぁ自己紹介、ちゃんとすっからさ!
俺らのこと、当ててくんね!?」
と言う。


何この人。
・・・可愛いんですけど。


そんな目で言われたら断れない。
ズルイ。


なんだよもう。
この家には母性本能をくすぐる天才しかいないの?

「いいですよ」

ニコ、とほほ笑むと


赤のお兄さんはちょっと意地悪そうな、でも優しそうな顔で

青のお兄さんはスっと目を細めて

緑のお兄さんは真っ赤になって

紫のお兄さんはやんわりと口角を上げて

黄のお兄さんは大きな口を開けて

桃の、トド松君は目を見開いたまま



嬉しそうに笑った。
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