【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第6章 松野家流おもてなし
ハッ、と顔を上げる。
「あ、あの、ごめんなさい、ご迷惑を
「だーいじょうぶ!俺ら迷惑だなんて思ってないよ~?」
私の声を遮った、赤いパーカーの人。
「それより、落ち着いた・・・?
もう・・・苦しくは、ない?」
ゆっくり低い声で心配してくれる紫のパーカーの人。
落ち着いてぐるっと見渡せば、
同じ服着て同じ顔した人が6人だ。
「あ、えっと、はい。
ありがとうございます」
「あれ、柚葉ちゃん、声出てるね」
トド松君に言われて気付く。
「あれ、ホントだ。
・・・よかったぁ
トド松君、ごめんね?
さっき会ったばっかりなのに。」
え?
と赤いパーカーの人が言ったのが分かった。
「トド松のこと、見分けつくの?」
赤いパーカーの人だけじゃない、
みんな驚いた顔してた。
ん?見分けつくのってそんなに珍しい事なの??
あ、
「あ、あの、さっきは傍についててくれて、
ありがとうございました」
私は赤いパーカーの人の質問に答えるのも忘れて
正面にいた黄色いパーカーの人に頭を下げた。
「え!?俺だって分かるの!?すっげー!!」
六人はさらに驚いた顔をしていて。