【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第6章 松野家流おもてなし
どうやら二階にいたようで一階の洗面所へ案内される。
「はいコップ!俺、ちょっとにーさん達に知らせてくんね!」
差し出されたコップを受け取ると
トド松君に似た誰かは走ってどこかに行ってしまった。
受け取ったコップで口をゆすぐ。
何度もうがいするけど鼻に残った匂いや喉の奥の異物感が取れない。
バック、どこだろ。
飲み物、入ってたんだけど。
とりあえず何か飲みたい。
喉がヒリヒリする。
「あ、目が覚めたんだね
大丈夫??」
あぁ、今度こそトド松君だ。
大丈夫、ありがとう
と言おうとして声が出ないことに気付く。
んー・・・
さすがにちょっとおかしい。
さっきはまだしも、うがいしたし
喉焼けたんだったらしゃがれてでも
出ると思うんだよなぁ。
「あれ、もしかして、声でない?」
口をパクパクしてたあたしを見て
不思議に思ったんだろう。
トド松君が顔を覗き込んでくる。
しょうがないので、さっきみたいにコクコクと頷く。