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【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】

第6章 松野家流おもてなし


ん?

よく見るとその顔は、少しトド松君とは違う。

いや、違うな、顔は一緒なんだけど・・・

雰囲気?声?
とりあえず何かが違う。

っていうか、あたし何してたんだっけ。

ここ、どこ?


まだ覚めきってない脳みそをフル回転させる。


そうだ、合コン行って直樹にばったり出くわした。


話す前に殴られそうになったところを
トド松くんが助けてくれたんだっけ。


それで、えっと、それから・・・


徐々に覚醒していく意識と比例するように
今朝のことを思い出して。

さっき吐けるだけの物は吐いたはずなのに
またこみ上げてくる。


ウ、と喉の奥から音がして、とっさに両手で口をふさぐ。



横にいたトド松君に似た誰かがスっとっ洗面器を差し出してくれる。

「しんどいね。
我慢しないで大丈夫だよ。」


だけどえづくだけで胃液しか出ない。

「大丈夫、大丈夫だよー
落ち着いて」

背中をゆっくり擦ってくれる手が心地よくて
今朝のことでいっぱいだった頭は整理されていく


「収まった?
気持ち悪いよね、口ゆすぐ?」

喉が焼けたのか、うまく声が出なくて
コクコクと頷く。
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