第4章 忙しさと
『やっぱ今日お腹痛くなっちゃったから、ゆっくり休むことにした!わたしから誘ったのにごめんね…また今度お願いします>_<まーくんも体調に気をつけてね!』
放課後、ケータイを確認すると、友梨香からメールが入っていた。
「は〜〜、気い使わせたかな。」
つい愚痴零しちゃったしなあ。
周りにパンチの効いた奴が多い所為か友梨香と話してるとつい弱音を吐いてしまう気がする。
向こうは無理させてるんじゃないかって遠慮してそうだけど、会いたいの、俺の方なんだけどな。友梨香は癒しっていうかなんというか。
中学までは凄くべったりで、結構懐いてくれてたと思うんだけど、高校が別れると昔みたいにに上手くいかない事が多い。
いや、成長したっていうのもあるのか。
友梨香は、昔よりもしっかり者になったような気がするし…今朝だって凛月の部屋で……
そうだ、凛月の奴、友梨香に着替え手伝わせて。お互い何とも思ってなさそうなのが幸いだけど、幼馴染とは言えああいうのは気をつけなきゃな…