第4章 二人のカタチ
十四松side
今日は僕とトッティーとで一松兄さんを連れてパフェを食べに来てる。
実は昨日、チョロ松兄さんに一松兄さんを安心させてあげて欲しいって頼まれたんだ。
おそ松兄さんもチョロ松兄さんも一松兄さんとお話ししたらしい。
僕は何を話そうかな・・・
しばらくして店員さんがパフェを運んできた。
「フヒ、でっか」
「思ってたより大きいんだけど!」
「でっかーーーーー!!!」
今日は特大パフェを食べに来たんだ!
トッティーがスマホを出してパフェをパシャパシャ写メってから言う。
「三人で撮ろう?」
トッティーがカメラを高く持ち上げて入るように促す。
「一松兄さんもう少し十四松兄さんとくっついて!あ、いい感じハイチーズ!」
写メを取り終わったら一松兄さんが僕達にスプーンを配ってくれた。
トッティーは写メをSNSに載せている。
「トッティー、食べていい?」
「うん、今載せ終わったから一緒に食べよ!」
「「「いただきまーす」」」」
一松兄さん、最近考え事ばかりしてたみたいだったけど今日は楽しそうに夢中でパフェを頬張ってる。
僕はトッティーとよかったねとアイコンタクトを取った。
パフェを完食して三人とも動けずにいた。
「もう食べれないっす」
「僕も~、ダイエットしなきゃかも~」
「ヒヒ、女子なの?・・・ぅ、吐きそ」
三人で顔を見合わせて笑った。
そこでトッティーが、横になっていた体をガバッと起こした。
一松兄さんと本題のお話をするつもり見たい。
僕もテーブルに突っ伏していた体を起こした。
「ねぇ、一松兄さん」