第3章 勇気
トド松side
僕は誰かの話声で目を覚ました。
どうやら、カラ松兄さんと一松兄さんで話しているようだった。
カラ松兄さんの告白に一松兄さんは泣いていた。
中学生の頃何があったのか僕は詳しくは知らないけれど、とてもつらい思いをしてきたんだなってことは分かった。
そうやって心を閉ざした一松兄さんが涙を見せたことを僕は大きな一歩だと感じた。
それと、カラ松兄さんの告白を聞いてカラ松兄さんがどれだけ本気で一松兄さんを思ってるのかってことが伝わってきた。
他人が聞いたら馬鹿げてるって思うのかもしれない。
でも、それでも僕はカラ松兄さんと一松兄さんのことを応援したいって改めて思った。
この日、結局返事は聞けなかったみたいだった。
ここは僕が一肌脱いで二人を結び付けて見せる!
そう思って再び眠りについた。