第15章 スイートよりビター
俺の唾液と一松の愛液でトロトロになったソコに中指を押し入れる。
久しぶりだからだろうか、少し強張っているようだったので、第一関節まで入ったところで一松の呼吸が落ち着くのを待った。
一松が深呼吸をして緩んだタイミングで少しずつ指を埋めていき、すべて埋まったら今度はゆっくりと指が抜ける寸前まで引き抜き、根元まで埋めるのを繰り返した。
一松は時折甘い声を漏らしながら俺の指が埋まるのを見つめている。
そして相変わらず時折プルプルと震えては腰をくねらせていた。
「一松、今震えたよな?俺に何をされてるところを想像したんだ?」
「へ?・・・っ//////」
真っ赤になって目を逸らすその仕草もいつも兄弟の前で見せるそれとはちょっと違くて、また俺を興奮させた。
「そんな可愛く目を逸らしたって駄目だぞ?」
そう言って、上から少しにらみつける様に一松を見つめる。
すると一松は一層顔を赤く染めて、視線を逸らした。
だけど、俺のこの視線に弱い一松は口を開く。
「か、カラ松に中、弄、られながら・・・太もも・・・を、舐められるの・・・」
ああ、何でこんなに可愛いんだろうか?
俺だけが知るエロい一松。
俺だけが一松を素直にできるのだと優越感に浸った。
「偉いぞ一松、ちゃんと言えた子にはご褒美をやろう」
「ごほ・・・び?」
俺は、一度指を引き抜き、ベッドサイドテーブルの上に置いてある買い物袋を取った。
一松は何事かと俺を見つめている。
俺はその袋の中からポッキーの箱を取り出した。
「は?今から食うの!?」
少し困った顔をして言う一松が可愛くて少し意地悪を言ってみる。
「すまん、腹が減った」
シュンと萎れた様に下を向く一松に思わずクスリと笑った。
「冗談だ」
「なっ、てめぇ!」
少しいつもの調子に戻って牙をむく一松をよそに、バリバリとポッキーの箱を開け、一本取出し残りは箱ごと袋の中に戻した。
イチゴ味の太めのポッキーを手に、再び一松の開かれた足の間に腰を下ろす。
「ねぇ、何なの?そのポッキー何?」
「これか?これは、入院中ポッキーの日だからとトド松が見舞いに持ってきてくれた物だ」
「そうじゃなくて!」
一松は何かを察したのか落ち着きをなくしている。
俺は気にせず、一度ポッキーの持ち手を口に咥え、一松の秘部がよく見える様に腰を高く持ち上げた。