第13章 働く六つ子(バイト編)
唾液をたっぷり絡めて今度は喉の奥までカラ松を咥えこんだ。
いつもカラ松からしてもらうのを思い出す。
喉の奥で亀頭をグニグニと擦り上げられるのが気持ちいいなと思って同じことを試してみる。
そんな事を考えて居たら自分の中心にパンツが張り付いたのに気が付いた。
それに気づいてしまったら一気に今まで気づいていなかった自分の体の変化に気づいてしまう。
パンツが張り付いたのはおそらく我慢汁が漏れているということだ。
そして蕾はひくひくと何かを求めるように蠢いていて、ネチネチと蠢く度にしわ同士が張り付くような感覚がある。
ということはきっと既にそこは濡れているということ。
何もされていないのにこんな風になっているなんてカラ松に知られたくなくて必死でカラ松を気持ちよくした。
カラ松は本当に行く寸前だったらしくてすぐに俺の口の中にびゅくびゅくと射精した。
「・・・にが」
「お前、飲んだのか!?」
用意していたのかポケットティッシュからティッシュを一枚取り出したカラ松がぽかんとしている。
「お前だって俺の飲むでしょ」
そしたらカラ松のがまたむくむくと元気になる。
「・・・いちまぁ~つ」
カラ松は頭を抱えている。
でも、俺の頭の中は自分の下半身の事でいっぱいいっぱいだった。
再び頭をもたげたカラ松のを見て俺の腰は切な気に揺れる。
もう、限界だ。
俺は自分のズボンと下着をズルッと下げるとカラ松のを覆っている我慢汁を扱き取って自分のモノに擦りつけた。
まだぬめりとしては足りないけど自分のから出る我慢汁が徐々にそれを補っていく。
「い、一松!?」
カラ松は心底驚いているようだったけど、動き出した手を止めることはできなかった。
「ごめ、ね・・・からま、つぅ・・・俺、もう我慢できなっ」
そう言って俺はカラ松の中心に顔を埋め、喘ぎ声を殺すようにカラ松を貪った。
自分のお尻を突き出すように腰を高く上げ、自身を扱く。
なんて恥ずかしいことしてんだろ、嫌われたかな?
そう思って恐る恐る視線を上げるとカラ松は口端を上げて満足そうに俺を嘗め回すように見ていた。
そこで俺の中の何かが崩壊する。
否、すでに崩壊していたのかもしれないけれど、とにかく俺は無意識に自信を扱いていた手をもっと後ろの方へと伸ばした。
そして今、俺の口を犯しているモノに犯されている所を想像して指を突き立てた。