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【おそ松さん】色松恋物語(BL長編)

第13章 働く六つ子(バイト編)



「初めてだし、上手く出来るか分からないけど・・・痛かったら言って?」

その台詞で俺はやっと一松の考えていることを理解した。

「いいのか?」
「俺がやりたいから・・・」

その台詞にパーフェクトボディーという名の船体が大航海の準備に帆を上げた。
俺はもう一度一松から唇を重ねてくれるのを待った。
俺の視線からそれを察したのか今度は恥ずかしそうに瞼をきゅっと閉じて近づいてきた。
再びチロチロと舌を舌でくすぐられ、今度はそれに答えてれろっと一松の舌をひと舐めして止める。
それを二、三度繰り返したところで一松が目を開けてこちらを見つめてきた。
俺が「どうした?」という風に見つめ返すと窺うようにまたちろちろと舌を動かした。
恥ずかしいのを頑張ってやってくれているんだなと思うとたまらなく愛おしくなってお望み通り俺から一松の舌をからめとってやる。
直ぐに形勢は入れ替わり、俺の舌が一松の口内を犯していくと一松は赤い顔をして熱い息を吐いた。
その度に行き場を失った二人の唾液が一松の口端からあふれ出し、頬を伝って枕を濡らした。

「はぁ・・・は、はっ」

一松が息を整えている間、一松の髪をかき上げ額に何度もキスをして一松の可愛さを堪能する。
二週間は続くであろう一人で過ごす夜。
その分を埋める様に一松を瞳に焼き付ける。

一松は息が整うと俺の胸に顔を埋めてズボンの上から俺を確かめるように摩った。

「フヒっ、発情期?」
「可愛い子猫ちゃんが目の前にいるからな?」

傷が痛むので一松の耳の傍で囁くことはできないがとびきり低い一松の好きな声で一松の頭上から囁くと一松は身震いした。
それに気を良くした俺は一松を呼んだ。
見上げる一松に手招きをすると俺と同じ高さまで布団から這い出てきた。
俺は一松を抱きしめて今度は耳元で囁く。


「お前の可愛い口を俺のでたっぷり犯してやるから咥えろ、一松」
俺の声になのか言葉になのか、興奮したのか熱い吐息を吐いて、目はとろんとしている。
それこそ、一発ヤった後なのではというような顔だった。

一松は素直にコクリと頷いて布団に潜り込んでいく。
そしてもうウエストから浮いてしまっているパンツのゴムに手を掛け、一気にパンツを下ろされた。
解放された竿が勢いよく飛び出し、亀頭が何かに当たった。
「わっ」と一松が声を上げたということは一松の顔にでもあたったらしい。
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