第10章 歪み(モブサイコ編)
一松side
カラ松が俺の下着を下げる。
それだけでもびくびくと反応する体。
早く解放されたい。
でも、こんな状態のカラ松に抜かせるなんてできないと思い抵抗した。
だけど、体は異常に反応して俺の理性は容易に飛んだ。
扱いてもらってあっと言う間に二度も射精したにもかかわらず俺の熱は冷めない。
直ぐに反り立つ俺を見てカラ松が眉を下げる。
「辛いな、一松?」
コクコクと頷く俺をカラ松がほっておくはずがないのはわかっているのに俺は止めなかった。
カラ松は自らズボンと下着をずり下げ、俺をカラ松の上に乗せた。
「すまない、動いてくれないか?」
にっこりと微笑むカラ松。
俺は本能の求めるままにカラ松を導き、腰を振った。
初めてする行為でぎこちなく動く俺をカラ松は愛しそうに見つめる。
「あっ、カラ松っきもちぃ・・・あぁあぁああイクぅうううう!!」
イっても俺の腰は止まらなかった。
どころか腰の動きは激しくなっていく。
すると打ち付けるたびに血がどくどくと溢れるのが目に入った。
止めなくちゃ・・・カラ松が・・・
それでも俺の腰は絶頂を求めて三度突いた。
情けなくて申し訳なくて悔しくて、俺から白濁と一緒に涙が溢れた。
遠くから救急車の音がした。
泣きじゃくる俺にカラ松はティッシュの箱を渡してくる。
「泣くな・・・一松、とてもキュートだったぞ?さぁ・・・早くしないと俺だけの一松が十四松や救急隊員に見られてしまう」
そう言ってカタカタと震える手で俺の涙を拭ってくれた。
その手指が冷たい。
カラ松からは感じたことのない低い体温にまた涙が溢れた。
かすむ視界の中俺は自分の吐き出した精液を拭きながら呻いた。