第2章 想い
しばらくするとカラ松兄さんが戻ってきた。
外で一松兄さんと会ったんだろうけどサングラスをしていて表情を窺うことはできなかった。
「お、カラ松やっと帰った!釣り行こうぜ~」
「ああ」
二人は釣りに出かけた。
きっとおそ松兄さんがカラ松兄さんと一松兄さんのことを話し合ってくるつもりなんだろう。
カラ松兄さんはすごいな・・・
一松兄さんがうなされるたびに気づいて一松兄さんを悪夢から守ってあげていたんだね。
僕の寝る場所は一松兄さんから一番遠いし、隣にいたとしても毎回は気づいてあげられない。
僕だって一松兄さんのこと助けてあげたいのに。
一緒にやきうしてくれて、優しい一松兄さんが僕は大好き!
大好きな一松兄さんの役に立ちたい・・・
苦しんでる一松兄さんの姿を見るのはつらいよ。